病気、認知症等、“なってから”では遅い。
私たちは、日々の暮らしの中で「当たり前」にたくさん囲まれて生きています。
朝、目が覚めて、自分で身支度をし、食事をして、行きたい場所へ出かける。
そんな毎日は、何気なく過ぎていくからこそ、そのありがたさに気づくのは、少し体調を崩したときや、大切な人の変化に気づいたときかもしれません。
年齢を重ねるということは、豊かな経験と知恵を重ねていく素敵なこと。
けれど同時に、体の機能がゆっくりと変わっていくのも自然なことです。
ときには、病気になったり、認知症によって判断がむずかしくなったりすることもあるかもしれません。
そんな「もしも」のときのことを考えるのは、少し勇気がいることです。
けれど、それは決して悲観的なことではありません。
今の自分が、これからの自分のために準備をしておくという、優しい選択なのです。
たとえば、「どんな暮らしを続けたいか」「どこで過ごしたいか」「信頼できる誰に頼りたいか」。
あるいは、「財産はどう使ってもらいたいか」「延命治療は希望するか」など。
これらをあらかじめ決めておけば、将来、自分がうまく話せなくなったときにも、自分の想いや願いをきちんと伝えることができます。
そしてそれは、自分自身の安心になるだけでなく、ご家族や周りの人たちにとっても大きな助けになります。
「どうしてあげたらよかったのだろう」という迷いや後悔が少しでも減れば、寄り添う人の気持ちもきっと救われるはずです。
備えることは、いざというときのためだけではありません。
これからの人生を「自分らしく」生きるための、大切な一歩でもあります。
今すぐすべてを決める必要はありません。
けれど、「ちょっと考えてみようかな」と思ったその瞬間が、きっと始めどき。
未来の自分と、大切な人の笑顔を守るために
少しずつ、一緒に準備を始めてみませんか?
もしも・・今・・亡くなってしまったら?
DeathCleaning.ne.jp
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